「ゴジラ松井」の愛称で親しまれ、2003年からはメジャーリーガーとして活躍してこられた松井秀喜さん。
2012年に現役引退されていますが、松井さんはいまだに生活の拠点をニューヨークに置かれています。
日本でもよく野球解説や、球団の指導に当たられていますが、もう日本で生活することはないのでしょうか?
今回は、松井秀喜さんが帰国しない理由や、今後帰国することはあるのかを調査しました!
松井秀喜が帰国しない理由は?
引用元:AERAdot.
松井秀喜さんが帰国しない理由として、以下の3点が考えられます。
①家族を守るため
②命がけで海を渡ったプライド
③現在の仕事のため
それぞれ詳しく見ていきましょう!
①家族を守るため
松井秀喜さんが帰国しない理由の一つ目は、「ご家族を守るため」ではないかと考えられます。
実際、2019年のインタビューで、松井秀喜さんご自身が帰国しない理由を以下のように語られています。
ここ(ニューヨーク)にいると普通に散歩ができるんです。人目を気にせず、息子を連れてセントラルパークに行ったり、ハドソン川沿いを歩いたり。今の僕にはそれがいちばん大切なことです。目立たないことが、どんなに気持ちを楽にするか。それを強く感じています。だから、まだしばらくはニューヨークにいると思う。今の静かな生活を楽しみたいんです。
引用元:COMFORTS
このインタビュー記事を読むと、松井秀喜さんは「家族との時間を静かに楽しみたい」と思われていることが分かります。
松井秀喜さんには、奥様と2人のお子様がいらっしゃいます。
2人のお子様は、それぞれ、
長男:2013年3月誕生(2024年時点で11歳)
次男:2017年1月誕生(2024年時点で7歳)
2019年のインタビュー当時、お子様は6歳と2歳。まだ物心がつくかつかないかの年齢ですね。
2024年現在も、11歳と7歳で、アメリカでの学校生活を満喫されている年齢かと思われます。
日本に帰れば当然、マスコミは松井秀喜さんを放っておかないでしょうし、そうなると、ご家族にもスポットライトが当たってしまいそうですよね・・・
普通に街を歩いていても目立っちゃうだろうなぁ…
まだ幼いお子様たちがメディアにさらされたりせず、のびのびと成長してほしいと考えているから、日本に帰国しないのではないでしょうか。
そして、松井秀喜さんが帰国しない大きな理由の一つに、“奥様との約束”があるから、というのもあるそうです。
松井秀喜さんは、2008年に奥様とご結婚される時に、以下のような約束をされたそうです!
絶対に君を公の場には出さないから!
8歳年下の一般人の奥様に、何度プロポーズしても躊躇されたため、そのように提案されたことで何とか結婚にこぎつけたと言われています。
ニューヨークで挙式をされた際も、松井さんは奥様のお名前は一切公表されず、奥様の似顔絵のみ公開されていました。
引用元:スポニチ
その後引退されてからも、お子様たちを含め、ご家族を一切公の場に出さず、奥様との約束を貫いていらっしゃるようです。
奥様の“マスコミ嫌い”は有名な話のようです。アメリカ在住のジャーナリストによると、
絶対に公の場には出たくない意向で、写真を撮られるのもNG。もし日本に戻るとなると、マスコミの注目の的となるのは避けられません。夫人を徹底的に隠さなくてはならない松井にとって、アメリカにいるほうが好都合なのです。
引用元:Asagei plus
奥様は、写真に撮られたり目撃されるほのもイヤなので、松井秀喜さんとツーショットでは絶対に歩かないのだとか。
奥様は、松井秀喜さんの国民栄誉賞授与式(2013年)にも付き添わなかったことや、球場で試合観戦する時も、松井さんのご両親と一緒でなかったことが度々批判されています。
しかし、プライバシーは絶対に守りたい、メディアとは無関係に純粋に家族の時間を大切にしたい、と考える方なら当然ではないか…と筆者は思います。
日本のマスコミは海外に比べるとしつこかったり、執拗に後を追ったり、張り込みをしたりしますよね。。。
そんなところに帰るのは絶対にイヤだろうな…
奥様が、松井秀喜さんの帰国を許さないでしょうし、松井さんご自身も、ニューヨークで静かにご家族と生活することを大事にしていらっしゃるように感じます。
②命懸けで海を渡ったプライド
松井秀喜さんが帰国しない理由の2つ目として、メジャーリーガーになるため海外へ行くと決断したからには、簡単には帰国できない心情があるため、と考えられます。
2002年11月1日の記者会見で、松井秀喜さんは所属していた読売巨人軍を去り、メジャーリーグへ行くことを表明。
その時の松井秀喜さんは新天地に向けて意気揚々とするどころか、沈痛な面持ちだったといいます。
引用元:東スポWEB
一緒に戦ってきたチームメイトにも大変心苦しい思いでいっぱいです。
僕のわがままを許してくれるか分かりませんが、決断した以上は命を懸けて頑張りたいと思っています
この会見の2日前、日本シリーズでは巨人軍が日本一になったばかり。その勝利のど真ん中には間違いなく松井秀喜さんの存在があったといいます。
個人でもすごい成績をじゃんじゃん出してたみたいだね!
プロ野球界は盛り上がり、「これからの日本の野球を引っ張っていくのは松井秀喜だ!」と誰もが期待していた時でした。
そんな矢先のメジャー行き表明だったので、松井秀喜さんご自身も、仲間や今まで育ててくれた球団関係者や、ファンに対して申し訳ない思いでいっぱいだったのではないでしょうか。
ファンに対しては
今は何を言っても裏切り者と思われるかもしれませんが・・・
と、自身を「裏切り者」と表現していました。
今まで応援してくれたファンや一緒に戦った仲間を「裏切って」メジャーに行くので、簡単に日本に帰るわけにはいかないという気持ちになりますよね。
さらに、2001年から球団側は松井秀喜さんに対して、「5年総額50億円の契約金」、そして「将来の監督就任の約束」という破格の待遇を提示して、巨人残留を要請していました。
その破格の待遇を蹴ってまでメジャーに行くので、もう日本には帰らない決意を固めていたのではないでしょうか。
お金とか地位より、自分の夢を選んだんだね!
球団側は相当怒ったようで、「帰ってくる場所があると思うなよ」と、読売グループの渡邉恒雄会長が松井さんに言い放ったのは有名な話です。
引用元:SHIKOKU NEWS
現在では、渡邉会長はじめ球団側は、手の平を返したように、松井さんに「巨人の監督に就任してほしい」と必死だそうですが…
過去にそのように言われて海を渡ったのに、そう簡単に球団側の意向に従うわけにはいかないですよね。
日本に帰ると、即座に「監督就任」の話で球団も世間も沸きそうです。
オレも気になっちゃうかも。。。
ご家族のことも含め、そういったことでいちいち騒がれるのは嫌なのではないでしょうか。
③現在の仕事のため
引用元:ログミーBiz
松井秀喜さんは、2015年3月から、ニューヨーク・ヤンキースで“ヤンキースGM付特別アドバイザー”として活躍されています。
そんな偉い人から信頼されてるんだね・・・すごいなぁ。
仕事内容はマイナーリーグの巡回や、マイナー選手の指導、リサーチなどだそうです。
コロナでマイナーリーグが1年休業となってからは、主に球場でお客さんやスポンサーの対応をしているとのこと。
現役を引退してすぐに、日本から巨人の監督要請が来たといいますが、松井さんがヤンキースでの仕事を選んだということは、ヤンキースに対して相当の思い入れがあるし、恩返しをしたいと思われているからではないでしょうか。
ちなみに松井秀喜さんの収入面を調べると…
ヤンキースからの報酬…年間4000〜5000万円!
メジャーリーグからの年金…年間26万5000ドル=約4000万円!(2024年5月のレートで計算)
※ただし年金受給は62歳から
参考記事:BIP WEALTH、Asagei plus
メジャーリーグ年金は亡くなるまで毎年、同じ額もらえるらしいよ!
すごいですよね・・・
そんなに受給できるとなると、メジャーリーグへの恩もありますよね。義理堅い松井秀喜さんですから、まだ当分はメジャーに尽くしたいお気持ちがあるのではないでしょうか。
松井秀喜は今後帰国することはある?
これまで松井秀喜さんが日本に帰国せず、ずっとニューヨークにいらっしゃる理由を見てきました。
それでは今後、日本に帰国することはもうないのでしょうか。
筆者としては松井秀喜さんが帰国する可能性は充分にある!と考えています。
なぜなら、松井秀喜さんは
①日本への思い入れを捨てていない
②将来の監督就任を示唆している
からです!
①日本への思い入れを捨てていない
松井秀喜さんは、様々な理由からずっとニューヨークに住まわれていますが、日本への思い入れは捨てていないと思います。
2019年のインタビューでは、
ニューヨークは大好きだけど、どちらか選べと言われたらやはり日本です。
引用元:COMFORTS
とおっしゃっています!インタビュー内では本音を語られているので、この発言もただのリップサービスではないと思います。
そして、松井秀喜さんは2024年1月に地震で被災した地元の石川県に対して、寄付や募金活動をしたり、野球教室を開いたりして、復興支援をされていますよね。
地元のためにできることを頑張ってるよね。
地元からの応援や、日本のファンからの根強いラブコールに対して、いつか報いたいという気持ちはきっとあると思います。
松井秀喜さんの中に、いつかは日本に戻らなきゃという思いは、少なからずあるのではないでしょうか。
②将来の監督就任を示唆している
2019年のインタビュー時には、松井秀喜さんは
自分でもいつか(監督やコーチとして)采配を振るいたいんじゃないかという質問を受けることがよくありますが、今のところ興味がわかない、というのが本音です。自分にその情熱がわいてくるかどうか、それが正直わからないんです。
引用元:COMFORTS
と語っています。
しかし、2023年末に掛布雅之さんと松井秀喜さんがYouTube番組内で対談された時のことです。
引用元:掛布雅之の憧球YouTubeチャンネル
掛布氏が「指導者として日本の球界に戻るという気持ちはないんですか?」と質問すると、松井さんは
全くないことはないですね。
と答えています!数年で、心境の変化があったのですね。
(指導者として日本球界に戻ることが)ゼロだとは思っていないです。自分の中でね…いろんなタイミングが合えば。あと、先方の方も色んなタイミングがある。お互いのタイミングが合えばね、十分可能性はあると思います。
引用元:Asagei plus
「先方」とは誰のことか具体的には語られていないですが、将来巨人の監督に就任する、ということを示唆しているとも充分考えられますよね。
実は松井秀喜さんと固い師弟愛で結ばれている長嶋茂雄監督が、球団に以下のような文書を送られたことがあるそうです。
松井秀喜の巨人監督誕生を心から願う
長嶋監督のそんな思いが、松井秀喜さんに届いたのかもしれませんね。
メジャーが簡単には松井秀喜さんを離さないとは思いますが、結局は松井さんご自身の意志次第かと思います。
まわりが何と言おうと、ご自身の意志で道を切り開いてこられた松井秀喜さん。
きっと色んな事情が整理されたあと、ふさわしいタイミングで日本に帰って来られるんじゃないかと期待しています!